特別なモノはいらないよ ただ君を追う足があればいい 特別なモノはいらないよ ただ君を抱きしめる腕があればいい ぽっかり浮かんだこの気持ち どうやって君に伝えよう きらきら光る水面の先に 答えがきっと見えるはず 苦しくて苦しくて もう息ができないんだよ 心も体も笑顔もすべて 君を攫っていきたいのに 空を駆け 草を揺らし 耳に抜ける風の音は 優しく奏でる 君の歌声でした あの水平線を越えて 必ず戻るよ 君の町へ 何度帆が破れても 僕は決して諦めない だから あともう少し もう少しだけ 待っててね 息ができない? 冗談でしょ 胸が苦しい? 気のせいですよ だって 君を思えばいつだって 心がこんなにあったかいから まるで朝凪のように 静かに静かに 待っていると聞こえるのは ささやかな白波の唄 茜空の彼方に消えた 貴女はまるでカゲロウのよう 両手で守ったら 抱いてやれない 両腕で抱いたら 守ってやれない だから僕は強くなって 右の拳で君を守るよ 左の腕で君を抱くよ 雪どけを追って妖しく咲いた 貴女はまるで春桜 夏雲におくれ儚く咲いた 貴女はまるで秋桜
--------------------------------------------------------- ちょっとずつちょっとずつ一言詩みたいに書いていくのって大好き。 ←BACK