もし　あなたが

自由に空舞う鳥ならば

僕のこの手は空をつかみ

あなたに触れることはないでしょう


鳥は自由に

空を駆け　山を越え　地の果てまで

その羽が傷つき

疲れたときには　抱いてあげましょう


僕をしばる　この鎖を

ちぎってあなたと行けたなら

叶わぬ願い　抱いて

今日も安らかならざる眠りにつきましょう


僕は野に吹く風になろう

あなたを　あなたをうんと高く

舞い上げる

美しい翼　広げたあなたは

どんな高い厚い壁も

越えるでしょう


もし　あなたが

緑の木々揺らし　鳴らす風ならば

私のこの手はすり抜け

あなたを抱くこともできはしないでしょう


風は優しく

頬ゆらし　愛運び　誰かのもとへ

あなたが自分を見失ったら

帰るべき場所で待ち続けましょう


私が生きる　この大地から

逃れてあなたと歩めたなら

刹那の想い抱いて

暗闇の中で静かに眠りましょう


私は野に咲く草になって

あなたの　あなたの存在を　

教えるから

風は草が大きく揺れることで

自分の愛や想い

さとるでしょう


自由の光　求めて…


まばゆい光　目指して…








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これは結構おきにいり

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